『宗教研究』第84巻第2輯の中で、
もう一つ、興味を持った論文があります。
近代日本における神智学思想の歴史 吉永進一
一 メタフィジカル宗教
1 欧米の歴史研究
2 日本の歴史研究
3 メタフィジカル宗教と神智学
二 日本の神智学の軌跡−1910年代から1960年代まで−
1 明治から大正へ
2 昭和期 三浦関造の神智学
三浦関造を取り上げる論文というのも、珍しいかな、と。
三浦関造とは - はてなキーワード
この論文の中で、終末論と新時代の予言に関する件があります。
・日本に「一大救世主が新たに出現し給うのは、神秘的因果合法則」。
・今や「アトランチス沈没以来の周期律的大変化期に遭遇している」。
・「これは大破壊の時期でもあり、新たな黄金時代へ向かう大掃除の時代でもある」。
・「具体的には、1956年に新しい時代が始まる」。大救世主が出現する。
最後の「1956年に新しい時代が始まる」というのは、
三浦関造が傾倒していた、モーリス・ドーリルの予言で、
当時、それを三浦関造は何度か機関誌で紹介していたそうです。
モーリス・ドーリル - Wikipedia
1956年が一つの転回点という見解は、なかなか興味深いかもしれません。